ペンギンガスは本当に安い?4人家族でも分かるように、地域別・使用量別に正確に比較
ペンギンガスが気になっていても、
「本当に安くなるの?」「自分の地域は切り替えできるの?」と不安な方は多いと思います。
実はペンギンガスは、どこでも申し込めるわけではなく、地域や条件によっては切り替えできないケースもあります。
そこでこの記事では、ペンギンガスの提供エリアや申込条件を整理したうえで、東京・中部・関西それぞれの料金を比較表つきで分かりやすくまとめました。
「なんとなく安そう」で判断するのではなく、
正しい情報をもとに、自分の家庭に合うかどうかを確認したい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
結論からお伝えすると、申込できるのは、東京・中部・関西の都市ガス対象エリアで、しかもすでにペンギンでんきを契約中・供給中の方に限られます。さらに、現在の住まいでの切り替えのみで、引っ越し先での新規申込は不可、支払い方法もクレジットカードまたは口座振替が条件です。LPガス(プロパン)は対象外です。
また、料金面では地域ごとに特徴が違います。
東京プランは東京ガス一般契約より約3%安い設計、関西プランは大阪ガス一般料金より約2%安い設計です。一方で中部プランは東邦ガス一般ガス料金より100㎥までは約5%安いものの、100㎥を超える区分は同額です。ここは見落としやすいので、先に押さえておきたいポイントです。
この記事の比較条件
4人家族といっても、
- お風呂は毎日ためるのか
- 追い焚きをよく使うのか
- 床暖房やガス乾燥機があるのか
で使用量はかなり変わります。
なので今回は、無理に「4人家族の平均は○㎥」と決め打ちせず、30㎥・50㎥・100㎥を中心に比較しました。
中部プランだけは、100㎥を超えると割引が消えるため、150㎥も追加で載せています。
なお、比較対象は次の一般料金です。
- 東京エリア:東京ガス 一般契約料金
- 中部エリア:東邦ガス 一般ガス料金(一般ガス供給約款)
- 関西エリア:大阪ガス 一般料金
ペンギンガス側は、申込ページで確認できるHTBエナジー「まじめなガス」東京・中部・関西プラン料金表を使っています。
まず結論だけ見たい方へ
| エリア | 比較対象 | 料金の特徴 | ひとことで言うと |
|---|---|---|---|
| 東京プラン | 東京ガス一般契約 | 基本料金・基準単位料金とも約3%低い | 使うほど差額は広がりやすい |
| 中部プラン | 東邦ガス一般ガス料金 | 100㎥までは約5%低い、100㎥超は同額 | 少〜中使用量なら分かりやすく安い |
| 関西プラン | 大阪ガス一般料金 | 基本料金・基準単位料金とも約2%低い | 値下がり幅は東京より小さめ |
※上表は、各社の基本料金と基準単位料金の比較です。実際の請求額は、各社とも原料費調整額の反映で毎月変わります。
ペンギンガスに切り替えできる地域
ペンギンガスは全国対応ではありません。
申込ページでは、東京エリア・中部エリア・関西エリアの都市ガス限定とされており、検針票などに記載されるガス供給地点特定番号が、
- 東京エリア:001から始まる17桁
- 中部エリア:004から始まる17桁
- 関西エリア:002から始まる17桁
であることが目安になっています。
地域の大枠は次の通りです。
東京プランは、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県の対象市区町村。中部プランは、愛知県・岐阜県・三重県の対象市区町村。関西プランは、大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・和歌山県・滋賀県の対象市区町村です。いずれも一部地域のみが供給エリアとなる市区町村があるので、「県内だから申込できる」とは限りません。
ここで大事なのは、
LPガス(プロパン・ブタン)は対象外であること、そして関西は大阪ガス供給エリアでも西播磨サテライトエリアは対象外と明記されていることです。最後は、検針票の17桁番号で確認するのがいちばん確実です。
申込前に確認しておきたい条件
| チェック項目 | ペンギンガスの条件 |
|---|---|
| でんき契約 | すでにペンギンでんき契約中・供給中であること |
| ガスの種類 | 都市ガスのみ。LPガスは不可 |
| 申込形態 | 今住んでいる住所での切り替えのみ |
| 引っ越し | 引っ越し先での新規申込は不可 |
| 支払方法 | クレジットカードまたは口座振替 |
| 開始時期 | 次回検針日または次々回検針日が目安 |
※申込条件と供給開始時期は、現行の申込ページに記載されています。
地域別の料金比較表
東京プラン:東京ガス一般契約と比較
| 使用量 | 東京ガス一般契約 | ペンギンガス東京プラン | 月額差 | 年額差 |
|---|---|---|---|---|
| 30㎥ | 4,969円 | 4,820円 | 149円安い | 1,788円安い |
| 50㎥ | 7,579円 | 7,351円 | 228円安い | 2,736円安い |
| 100㎥ | 14,058円 | 13,635円 | 423円安い | 5,076円安い |
※東京エリアは、東京ガス一般契約の基本料金759円/1,056円/1,232円、基準単位料金145.31円/130.46円/128.26円と、ペンギンガス東京プランの736.23円/1,024.32円/1,195.04円、140.94円/126.54円/124.40円を用いて試算しました。請求額は1円未満切り捨てです。
東京プランは、基本料金も基準単位料金もほぼ一律で約3%低い設計なので、比較的わかりやすいです。
特別な条件がなく、一般契約のままでも安くなるかを見たい人には判断しやすい料金表です。
中部プラン:東邦ガス一般ガス料金と比較
| 使用量 | 東邦ガス一般ガス料金 | ペンギンガス中部プラン | 月額差 | 年額差 |
|---|---|---|---|---|
| 30㎥ | 6,659円 | 6,326円 | 333円安い | 3,996円安い |
| 50㎥ | 10,040円 | 9,537円 | 503円安い | 6,036円安い |
| 100㎥ | 18,247円 | 17,334円 | 913円安い | 10,956円安い |
| 150㎥ | 26,332円 | 26,332円 | 0円 | 0円 |
※中部エリアは、東邦ガス一般ガス料金の基準単位料金と、ペンギンガス中部プラン料金表で比較しています。A〜C(100㎥まで)は割引あり、D〜F(100㎥超)は同額です。請求額は1円未満切り捨てです。
中部プランは、今回の比較でいちばん差額が大きく出ます。
ただし、そこにははっきり条件があって、お得なのは100㎥までです。
100㎥を超える使い方なら、東邦ガス一般料金との差はなくなります。
この点を知らずに「中部はずっと5%安い」と思い込むと、あとでズレが出ます。
関西プラン:大阪ガス一般料金と比較
| 使用量 | 大阪ガス一般料金 | ペンギンガス関西プラン | 月額差 | 年額差 |
|---|---|---|---|---|
| 30㎥ | 5,700円 | 5,586円 | 114円安い | 1,368円安い |
| 50㎥ | 8,590円 | 8,418円 | 172円安い | 2,064円安い |
| 100㎥ | 15,545円 | 14,767円 | 778円安い | 9,336円安い |
※関西エリアは、大阪ガス一般料金の基本料金759円/1,364.81円/2,074.72円、基準単位料金174.81円/144.52円/134.71円と、ペンギンガス関西プランの743.82円/1,337.51円/1,970.98円、171.31円/141.62円/127.97円を用いて試算しました。請求額は1円未満切り捨てです。
関西プランは、東京よりも値下がり率は小さく、約2%安い設計です。
そのぶん「劇的に下がる」というより、一般料金より少しでも固定費を落としたい人向けと考えると分かりやすいです。
どの地域がいちばん安くなりやすい?
今回の公式料金表ベースの比較では、中部エリアが100㎥までなら差額が最も大きいです。
たとえば100㎥なら、東邦ガス一般ガス料金と比べて月913円、年10,956円の差になりました。逆に、100㎥を超えるなら差はなくなるので、「とにかく中部が最強」と言い切るのは正確ではありません。
東京エリアは、差額は中部より小さいものの、料金表全体で約3%低いため、使い方に関係なく比較しやすいのが強みです。関西エリアも同じく分かりやすいですが、値下がり率は約2%で、東京よりは控えめです。
ペンギンガスが向いている人
ここまでの条件を踏まえると、ペンギンガスが向いているのは次のような方です。
- すでにペンギンでんきを使っている
- 都市ガス対象エリアに住んでいる
- 今の住まいのままガス会社だけ切り替えたい
- 比較対象が一般料金である
- 原料費調整額ではなく、まずは基本料金と基準単位料金の差で判断したい
逆に、
- LPガスを使っている
- まだペンギンでんきを契約していない
- 引っ越し先で新規にまとめて申し込みたい
- 床暖房などの特殊プランと比較したい
という場合は、今回の「一般料金どうしの比較」だけでは判断できません。
まとめ
ペンギンガスは、
誰でも・どこでも・必ず安くなるサービスではありません。
でも、条件が合う人にとっては、一般料金より下がる可能性がある都市ガスプランです。
ポイントは3つです。
1つ目。 申込できるのは、ペンギンでんき契約中で、東京・中部・関西の都市ガス対象エリアに住んでいる人だけ。
2つ目。 料金の安さは地域ごとに違う。
東京は約3%、関西は約2%、中部は100㎥まで約5%安い設計です。
3つ目。 中部は特に、100㎥を超えると差がなくなる。
ここを知らずに申し込むと、「思ったほど変わらない」と感じるかもしれません。
なので、いちばん確実なのは、
検針票の17桁番号で対象エリアか確認したうえで、今の月間使用量が何㎥かを見て比較することです。
「4人家族だから」ではなく、自分の家の使用量で比べるのが、いちばん正確です。
